弁護士の水谷真実(@41bengo)です。
デリバリーヘルスで女性をホテルに呼んで、意図しないトラブルに巻き込まれることがあります。
どういう対応が考えられるのか、書きます。
女性が2人くる場合
女性が複数部屋にくる場合、トラブルに発展する場合があります。
たとえば、お店に女性を1人依頼したところ、お店の人が、今日はすいているので、女性をもう1人向かわせますねということがあります。
このような場合は、注意が必要です。
なお、お店からの事前通知で、最後まではだめですと言われていたとします。
ホテルの部屋で…
部屋で、女性がうつ伏せになり、男性がいわゆるすまたをしていたとします。
そうすると、もう1人の女性が、突然、「最後までしている」と言ってくることがあります。
そして、お店の人に連絡をして、お店の人を呼ぶのです。
男性としては、自分が最後までしているのかはよくわからないので、混乱をしてしまいます。
男性にできる対処方法
警察を呼ぶ
お店の人や女性たちとのトラブルを防ぐために、警察に電話をしてきてもらいましょう。
警察としては、刑事の事件にはなっていないので、当事者同士でやりとりしてくださいと言うでしょう。
ただ、警察が間に入っていると、重大なトラブルに発展することを防ぐことができます。
安易に勤務先などを教えない
お店の人が、きつい口調で、勤務先や名前などを聞いてくるでしょう。
ただ、勤務先までは教える必要はありません。
名前と電話番号ぐらいにとどめましょう。
示談(和解)を要求されたら?
お店の人が、示談(和解)をやんわりと要求してくるかもしれません。
あまりきつく金銭を要求していると言われてしまうと、恐喝罪 となることがあります。
そこで、具体的な金額などは伝えないで、やんわりと要求してきます。
金額は、お客さんである男性が提案することになります。
対応としては、弁護士に交渉を任せるというのも1つの手でしょう。
金額を伝えるにしても、少な目の金額をいうとかしましょう。
どうしても支払うなら、治療費相当のお金(2~3万円)が本来は妥当な金額でしょう。
なお、示談書(和解書)にサインすると、法的な効力が基本的には生じます。
そこで、安易にサインをすることはやめましょう。
最後に
普段よくいくお店で、自分が常連さんだと思っても、トラブルに巻き込まれることがあります。
重大なトラブルになることを避けるために、高い授業料だと思って、支払うことも1つの手ではあります。
ただ、お互いがきもちよく過ごすためにも、事前にしっかりとコミュニケーションをとって、トラブルにならないようにしたいところですね。