弁護士の水谷真実( @41bengo )です。
自分の司法修習地の選び方
司法修習地の選び方は、人それぞれだと思います。
一般的には、
・地元に近いところ
・就職活動に有利なところ
・大都会
かなと思います。
自分の場合は、フィーリングで選びました。
自分は仙台に住んでいたので、仙台から遠く離れた異なった環境で学びたかったことと、また、東日本大震災の直後で東北地方を離れたかったので、
①長野 ②静岡 ③長崎 ④京都 ⑤山形 ⑥以下一任
にしました。
上記の府県にしたのは、ロースクールのとき、学部の登山サークルにまぜてもらって学部生と一緒に登山していたことによります。
登山仲間の出身地(長野、静岡、長崎、山形)にして、また、歴史が好きなので京都も希望しました。
そうしたところ、
第2希望の静岡に配属が決まりました。
なお、司法研修所で他の修習地と一緒になって「組」を形成するのですが、山口修習と大分修習の人達と一緒に組を形成しました。
くしくも、明治維新のときの幕府(静岡)、長州(山口)、薩摩(鹿児島)が合体した感じとなったので、とても嬉しかったです。
実際の司法修習は、自分が配属された修習地(静岡)の人たちとの修習が基本となります。
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配属地(静岡)に配属されて
自分のばあいは、山口修習と大分修習の人たちとはじめて会ったのは、修習もなかばになって、兵庫の有馬温泉でみんなでいっしょに会って懇親をふかめたのが初めてでした。
もっとも、最後の和光での集合修習は、山口修習と大分修習のひとたちと同じ組で一緒に勉強をしました。
山口修習のひとたちも大分修習ひとたちも、大阪や京都などの関西圏のひとたちがけっこういて、関西圏のひとたちと仲間になれたのがとても嬉しかったです。
それに、みんな、しっかりしたいい人達でした。
今後のこの国の司法や日本全体のために、仲間になったひとたちの力を借りながら行動したい、そう思えるようなひとたちでした。
司法修習地に配属されるという意味
じぶんは、最初は、司法試験ちょっと疲れたから登山したいな、西の方に行きたいな、で、配属地はちょっと変わった方法で決めようかなっ、と思ってフィーリングで1分ぐらいで決めました。
その後、実際に修習をうけて、いろんな出会いがあったり、想像していなかった体験ができたりして、すごく良かったなと思っています。
どこの修習地になるか、ほんと分かりません。
でも、司法修習地を決定する司法研修所(最高裁)は、これから法曹になる全員と直接関われるさいごの機会なので、じぶんたちが思うよりもずっと事前に情報収集していろいろ考えて、将来の日本の司法のことなどを考えて修習生達の配属を決めているのかもしれません。
なので、じぶんがどの修習地になろうと、将来社会の役にたつために配属されているのかな、とも思います。