弁護士の水谷真実です。
東北大学ロースクールに通っているとき等に、ご指導及びお世話になった、弁護士の藤田紀子先生のお別れの会に出席をしてきました。
お別れの会にて
スーパーウーマンの先生なので、90歳か100歳ぐらいまで弁護士として現役で活躍されると思っていました。
そのため、突然のことで大変驚きました。
お別れの会には、沢山の方が出席されておりました。数百人ぐらい、出席されていたでしょうか。
お別れの会では、これまでの藤田先生の歩みや思い出などの上映がされました。
代表の方々の弔辞をお聞きしました。
自分が知らない藤田先生を知ることができ、公私ともに充実した素晴らしい人生を過ごされたんだな、と感じました。
藤田先生との思い出
ロースクールにおいて
藤田先生と直接お話をしたのは、ロースクールの時です。
たしか、ロースクールを通じて、法律事務所見学ができるとのことで、藤田先生の法律事務所に申し込みました。
申込み後、他に申込者がいないか、ご担当の菅原真先生に確認したところ、僕1人だけとのこと。
僕1人だけいくのは気が引けたので、菅原先生に辞退を申し出ました。
すると、「駄目です、藤田先生も心構えしているので行ってください」みたいな趣旨のことを言われました。
そこで、僕1人だけで訪問して、藤田先生に1時間ぐらいずっと質問しておりました。
話している間は、早口で矢継ぎ早に質問する僕みたいな人間の質問を一切遮らずに、1つ1つ最後まで聞いて答えて、最後まで聞いて答えてを繰り返されておりました。
とても偉いなと思いました。
時間がきたので、最後の方で、「先生の将来の夢と目標はなんですか」と聞いたところ、しばらく沈黙され、その後とても笑われて、お話されておりました。沢山の夢と目標があるんだな、と思いました。
お別れの会において、藤田先生への弔辞をお聞きしたり、写真等を拝見して、おっしゃったとおりのことをされていて、すごいなと思いました。
司法試験に合格した際に
司法試験に合格した際に、ロースクール側から、何事務所か訪問できる旨の案内がありました。
一方、藤田先生の事務所は、ロースクール側からの案内には載っておりませんでした。
藤田先生に電話をして、他の合格者と一緒に訪問して良いか尋ねたところ、「いいですよ、ごちそうしてあげる」とお返事いただきました。
そして、藤田先生の事務所を訪問し、東北学院大学ロースクールの合格者の人達とも一緒に、お食事をしました。
食事の際、お店の人が、くじ引きできる箱を持ってきました。
1人1人が箱に手を入れてくじを引いたのですが、なぜか次と次と当たりがでて、大盛り上がりでした。
別の機会に、同じお店で同じくじ引きをしたときは、全く当たりがでませんでした。
くじ引きなので、偶然なんでしょうが、藤田先生はすごいな、と思いました。
最後に
僕の人生や生き方に、影響をうけました。
できれば、またお会いして、直接お話したかったです。
ご冥福をお祈りいたします。