こんにちは。
弁護士の水谷真実(@41bengo)です。
しばらく前に、鹿児島の事件の被告側の依頼をうけて、鹿児島地方裁判所での裁判を担当しました。
私は東京ですので、裁判は電話会議となります。
ただ、電話会議でも、事前にしっかり準備をして臨めば、十分対応することができました。
そこで、このことを書きたいと思います。
どうしても引き受けて欲しいと頼まれ…
依頼者の方は、鹿児島在住の方でした。
よく東京に来られており、どうしても弁護をして欲しいと頼まれました。
本来でしたら、地元の鹿児島の弁護士さんがやられる方が、依頼者の方にとっても負担が少なくてすみます。
しかし、諸事情などにより、遠方でもかまわないのでひきうけて欲しいと頼まれました。
最初は不安だった鹿児島の裁判
友人の弁護士のアドバイス
そこで、お引き受けしました。
ただ、不安だったので、鹿児島であるイベントがあった際、イベントに参加していた知人の弁護士に依頼者との打合せに同席をしてもらいました。
私としては、当初は、鹿児島は遠いし、負担が大きくなったら途中で辞任しようかとも考えました。
しかし、その知人弁護士からは、遠いからといって途中で辞任したりせず、いったん引き受けた以上最後までやりぬかないといけないとアドバイスされました。
事前の準備
そこで、依頼者の人と2日間かけて集中して打合せをして、準備書面を作成しました。
鹿児島は、打合せに適した打合せ場所がなかなかなかったのですが、鹿児島中央駅の近くの喫茶店が落ち着いて話をできる場所がありました。
東京にもどったあとも、依頼者の方とお電話でお話をして、打合せを重ねました。
裁判
鹿児島の弁護士さん
東京に戻って準備書面と証拠を提出した後、裁判を電話会議で行いました。
原告側の鹿児島の弁護士さんは、九州男児なので気性が激しくガンガンくるのかと思っていましたが、知的で柔軟な方でした。
そして、書面を読んでも、しっかりした内容で頭がいいなと思いました。
地域によって、弁護士の個性とか差があるのかなと当初思っていたけど、差がないんだなと感じました。
和解へ
その後、こちら側が和解のを提案いたしました。
依頼者の方と事前にしっかり打合せをして、先方に真相が伝わる書面を作成しておりました。
また、先方がそれなりに納得する和解案を提案しました。
そのため、先方の方も妥協してご納得いただき、無事に和解となりました。
鹿児島はいいところです
鹿児島は、九州の南の方です。
東京からは遠いようですが、けっこうアクティブな方が多く、東京と行き来している方もいます。
ご飯がとてもおいしいです。
豚肉とかおいしいです。刺身もおいしい。
天文館のむじゃきのシロクマのかき氷もおいしい。
自然も豊かです。
綺麗な形の開聞岳を間近で見たかったけど、開聞岳の見える場所まで行くのにかなりの時間がかかると言われました。
しかし、すぐそばに、桜島があります。
桜島とをつなぐ定期船は、なんと24時間運航!
身近な場所です。
桜島の方いわく、1日の時間帯により、噴煙の量が違うとのこと。時間帯によっては、視界が悪くなるほどの灰が降ることもあるとのことです。
桜島は、日本のジオパークの1つでもあります。
また、機会があったら鹿児島に行ってみたい。
開聞岳をみたいです。
最後に
鹿児島の裁判が無事に終わって良かった。
相手の方も弁護士も依頼者も、皆きちんとしていたので良かったです。
遠方のご依頼でも、きちんと準備をすれば、十分対応ができると思いました。
また、裁判も電話会議ができるので、出廷しないですむ分、むしろ楽なのかな、とも思いました。