交通事故の加害者の保険会社から示談金(慰謝料)の提示を受けた時に、そのまま受け取っていい?平成30年3月24日(土)

弁護士の水谷真実です。

【事例】
友達の車の助手席に乗っていて交差点で停まっていたら、追突をされました。そして、追突の衝撃で、首がむち打ち症になり、数ヶ月ほど接骨院などで治療をしました。

疑問に思っている表情
ご相談者

相手の保険会社から、慰謝料として150万円の提示がありました。150万円ももらえるなら良いかなと思っているのですが、そのまま合意して良いのかよく分からないので、相談したいです。過失割合は、100:0で、加害者が100%悪いです。

慰謝料が妥当な金額か悩んでしまう

加害者の保険会社から入通院の慰謝料の提示があった場合、妥当な金額なのか悩むかと思います。
150万円ももらえるならいいかなと思う反面、どなたに相談していいのだろうか、弁護士に相談していいのかなと悩むかもしれません。

加害者の保険会社は、特に理由も述べることなく、この金額でお願いしますといってくるかと思います。そして、被害者の人が加害者の保険会社の担当者に、もっと金額をあげて下さいと要求しても拒否をされてしまうことになるかと思います。

しかし、弁護士に加害者の保険会社との交渉を依頼してみると、もっと多くの慰謝料が手に入ることがあります。

弁護士が間にはいるとどうなる?

すなわち、加害者の保険会社は、弁護士が間に入ってくると、弁護士だからということで支払うべき慰謝料の金額を上げてくることがあります。

加害者の保険会社は、自社で使用している計算式に基づいて、被害者に対して慰謝料の提示をしてきます。
だいたい、弁護士や裁判所が用いている計算式でだされる金額の7~8割ぐらいの金額を提示してくるかと思います。

しかし、弁護士が間に入ることで、加害者の保険会社は弁護士や裁判所が用いている計算式でだされる金額の 9割ぐらいを提示することもあります。

さらに、争われている慰謝料の金額が少ない場合には、加害者の保険会社としては、裁判をしてまで争いたくないし、早く解決をしたいという考えをもっている場合もあります。
そこで、粘り強く交渉をすれば、裁判にならずとも、ほぼ満額で合意になることもあります。

弁護士水谷

自分で合意をする前に、とりあえず弁護士に法律相談にいってみて、いろいろ質問をして疑問点を解消するのも有効かと思います。

まこと法律事務所

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この記事を書いた人

弁護士水谷真実

弁護士水谷真実

東京の新宿駅の近くの新大久保で、弁護士事務所開業。弁護士10年目を超えました。離婚事件、一般民事事件、新大久保近辺に住む方々の事件、外国人の事件。ブログは主に離婚や男女問題について書きます。
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