離婚男女問題に注力している、弁護士の水谷真実(→プロフィールはこちら)です。
脅迫などをうけた場合
マッチングアプリで出会った人と、交際をしました。
相手の女性はお金持ちの方で、ごちそうしてもらったり、時計をもらったり、お金までいただいたんです。
その後、うまくいかなくなり、別れました。
最近、女性の知人と思われる人物から、脅されているのです。家にいきなり押しかけられ、監禁されたこともあります。
また、女性が弁護士を通じて金銭の返還請求をしてきました。
どうしたらよいでしょうか?
それは悩ましいですね。
相手に弁護士がついているので、弁護士を通じて交渉することになります。
一方、監禁されるなど物騒なことも起きているので、適切に対応する必要がありますね。
具体的に考えてみましょう。
相手と交渉する
相手の女性に弁護士がついているのならば、弁護士を通じて交渉をして、和解を目指しましょう。
自分が嫌がらせなどをされた内容を相手の弁護士に伝えれば、相手の弁護士も状況を把握するはずです。
お金の返還を迫られている原因を考える必要があります。
相手がお金持ちの女性ならば、お金の問題ではないはずです。
相手の女性の心を不用意に傷つけたかもしれないしれません。
そこで、きちんと謝るとともに、一定程度のお金を返金するなどする必要があります。
お金については、もらったお金は贈与となり、本来は返金する必要はありません。
また、既に、お金を自分でかなり消費していることもあります。
そこで、全額は無理にせよ、一部のお金は返す姿勢が大事です。
弁護士の活用法
金額面などで相手と話し合いがまとまりそうにないのならば、弁護士に依頼をすることは1つの手です。
弁護士を通じて、相手の弁護士と交渉して、和解を目指すことになります。
弁護士には、できるだけ、包み隠さずにすべて明らかにしましょう。
マッチングアプリでであった経緯、交際中の出来事、別れることになったことなどを説明しましょう。
そうすれば、弁護士は、相手の女性の気持ちや状況等を把握し、和解実現にむけてより柔軟に対応することができます。
警察に相談にいく
監禁等されたのであれば、万一に備えて、警察に相談にいくべきです。
警察に相談をしても、警察はすぐには動かないこともあります。
しかし、なにかされる度に、その都度、警察に相談にいくべきです。
なお、マッチングアプリでの出会いと別れの場合、本当に危害を加える目的ではなく、単に脅すだけという場合もままあります。
このような場合だと、相手と和解すれば解決することもあります。
弁護士の活用法
弁護士と一緒に警察に相談にいきましょう。
相談にいく場合は、事前に警察に説明するための資料を作成していきましょう。
最後に
分かりました。
自分でできることはやってみますが、弁護士さんに依頼をする際には、包み隠さず全てを伝えて、やってもらおうと思います。
1度は好きになったのですよね。
相手の方は、あなたにお金を返して欲しいとかではなく、自分の気持ちを分かって欲しい、反省するところはして欲しいと思っているのかもしれません。
適切に対応すれば、心配はありませんよ。
出会った日に深い関係になった場合~実は相手が既婚者~
出会った当日に飲食を共にして、意気投合して、ホテルなどに行き深い関係になることがあります。
相手が既婚者とは知らず、深い関係になることがあります。
しかし、実は、相手が「既婚者」ということもあります。
その後、相手の不注意で、相手の配偶者に関係を知られてしまい、「不倫をした、離婚しそうだ、慰謝料を支払って下さい。」と追及されることもありえます。
「あなたのせいで離婚することになりそうだ、慰謝料300万円を支払って下さい。」「住所を教えて下さい、教えないと職場に連絡をします。」等と言われたりします。
対策
本来は、出会った当日に深い関係にはなるべきではありません。
相手がどういう人かより理解することが必要です。
しかし、出会ってすぐに深い関係になることもあります。
その場合は、できれば、相手に既婚者か確認するべきです。
これに対して、相手は返事をあいまいにすることもありえます。
はぐらかすことがあります。暗に、既婚者を臭わすような発言やメッセージを送ってくることがあります。
この時、きちんとはっきりと、「あなた既婚者ではないですよね。」「既婚者とは交際できません。」「あなたが独身ならば交際する。」と伝えるべきです。
曖昧にしておくと、後日、相手の配偶者から、既婚者だと知っていたと主張されかねないからです。
弁護士の活用法
相手の配偶者から追及され、自分では対応しきれないと考えたら、弁護士に相談し、交渉を依頼することも考えるべきです。
男女問題について
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