離婚・男女問題に注力している、弁護士の水谷真実(→プロフィールはこちら)です。
面会交流で、第三者機関の利用を行う場合があります。
面会交流の際、より踏み込んだ内容の要望を第三者機関は受けつけてくれるのでしょうか。
例えば、
外のみならず家の中での面会交流を行う
子の前で伝えて欲しくない発言がなされたら指摘してもらう
親のみならず親族を交えての面会交流を行う
などについてです。
この点については、第三者機関によりけりです。
より踏み込んだ内容の要望までは対応していない第三者機関が多いようです。
しかし、対応をしてくれる第三者機関もあります。
第三者機関について
公益社団法人 家庭問題情報センター(FPIC)
家庭裁判所の元調査官の方などがスタッフとして活動しています。
信頼ができる第三者機関です。
しかし、より踏み込んだ内容の要望までは対応しないようです。
公益社団法人 家庭問題情報センター(FPIC)のみならず、他の第三者機関も、基本は同様の対応のようです。
びじっと
びじっとは、所在地は横浜です。
費用は高いですが、ある程度柔軟に対応してくれます。
費用について心配であるのならば、試行的面会交流をプランを利用することが考えられます。
ほいくさぽーと
ほいくさぽーとを利用できる対象地域は、関東一円、仙台、青森です。
両親がともに同意するのであれば、
外のみならず家の中での面会交流を行う
子の前で伝えて欲しくない発言がなされたら指摘してもらう
親のみならず親族を交えての面会交流を行う
等のサポートをうけることができます。
面会交流の時間ですが、とくに制限はないとのことです。
費用は、面会交流の時間などにより異なります。
最後に
面会交流は、費用がかかります。
できれば、第三者機関を利用しないで面会交流を行いたいものです。
そこで、第三者機関を交えての面会交流を適切に行い、父と母が信頼関係を築き上げる必要があります。
父と母が信頼関係を築き上げられれば、早晩、第三者機関を利用しないで子との面会交流がなされることになるでしょう。