ナンパを通じて女性とトラブルになり、刑事事件となりましたが、示談により解決に至った解決事例についてです。
依頼にいたった経緯
依頼者は30代の男性で、夜の繁華街でナンパを行っていました。ナンパの過程で自宅に女性を連れて行きました。
そして、女性のはっきりとした同意がないまま体を触ったことで、トラブルが起きました。さらに、この行為は一度きりではなく、別の女性とも同様のトラブルがありました。
これらの問題により、在宅での捜査を受け、検察官から示談の勧めがありました。複数の事件が重なり、依頼者は大きな悩みを抱えていました。
弁護士として行ったこと
依頼者が不起訴処分を受けるためには、少なくとも、示談ができる被害者との示談が不可欠でした。
初めに、検察官に連絡を取り、被害者の連絡先を入手しました。そして、被害者と連絡を取り、直接会って話し合いをいたしました。
被害者の方の怒り等の心情に配慮しながら、遠方であっても直接会いに行き謝罪しました。
示談金の交渉では、適正な金額で双方が納得できる解決を目指しました。依頼者にとっては、納得ができかねる示談金を提示されたこともありました。
結果(解決)
結果として、示談ができる被害者の方とは示談が成立しました。
そして、検察庁の処分結果がでるのにしばらく時間がかかりました。
数か月後に、依頼者の方から、検察庁から不起訴処分の通知がきました、と連絡ありました。
不起訴処分ですので、前科とはなりません。
不起訴処分になるか罰金かは分からない状況だったので、連絡を受けたときも、私も嬉しい気持ちになりました。
※最後に
実際の事例を元にしておりますが、事案の特定ができないように状況や当事者等を変更しております。なお、あくまで参考例であり、事案によって解決内容は異なります。