病気などで苦しんでいるときに読んで欲しい本「しないことリスト」

読書が好きな弁護士の水谷真実(→プロフィールはこちら)です。


最近、「しないことリスト」(著者pha , だいわ文庫)を読みました。

病気で苦しんでいたり、トラブルを抱えていてなかなか解決しない人が読まれると、心がホッとするようです。

しないことリストという本は心がホッとします
「しないことリスト」(著者pha)

読みたいと思ったきっかけ

SNSがきっかけで、学生のときにしていたスポーツ(陸上)のお仲間と出会いました。

やりとりをしているうちに、彼女は今ご病気だとしりました。
彼女は学生のとき、駅伝で全国トップレベルだったのに、思いも知らない病にかかったとのことでした。

そんな彼女から、「水谷さんには必要ない本かもしれませんが、ほっとする本です。」と勧められました。
そこで、本を読んでみたいなと思い、購入した次第です。

本の情報

著者のPha(ふぁ)さんについて

京都大学を卒業して、働かれました。
その後、シェアハウスを仲間と一緒に運営されたり、ブログ(「phaの日記」。ゆるくブログを書かれているとのことです)を書かれたり、精力的に活動されています。
元「日本一有名なニート」だそうです。

内容

内容は、しないことリストとして、36のリストが書かれています。
大きく分けると、

  • 環境をスッキリさせる所有しないリスト
  • 行動をラクにする努力しないリスト
  • 意識をラクにする自分のせいにしないリスト
  • 人生をラクにする期待しないリスト

に分けて、心が軽くなるような内容や手法が色々と書かれています。

以下、印象が残ったところをピックアップして書きます。

今苦しみを抱えている人やご病気の人に参考にして欲しいところ

自己責任は50%?

もし今なにか苦しいことや悲しいことが起きているなら、全部が自分の責任ではありません。

「突然配偶者から離婚の話を切り出された」「病気になってしまった」などは、全部が自分の責任ではありません。
自分にはコントロールできない要因や環境に基づいていることも多々あります。

自己責任ではないことも数多くある、と意識することで、心が楽になり前向きな気持ちになれるのではないでしょうか。

大事なのは将来です。

アルコール依存症などの自助団体で、「ニーバーの祈り」という次の文章があるそうです。

神よ、私達にお与え下さい。
変えることができるものについて、それを変える勇気を。
変えることができないものについては、それを受けいれるだけの冷静さを。
そして、変えることができるものとできないものを、見分けられる知恵を。

しないことリスト

感情を殺さない

喜怒哀楽を解放するといいようです。

「子供と会える。嬉しい!」
「騙された。悔しい!」
「不倫された。悲しい。」
「友達とのおしゃべりが楽しい。」

という感情を素直に表現することです。
人前で表現するのはちょっと、、、というのだったら、家にいるときに自分で少しずつ試みるのが良いですね。

心がスッキリします。
ガス抜きになるんですね。

SNSの発信などが怖いと悩まれている方に対して

SNSやブログでの情報発信

独占しないで公開する

著者のphaさんは、phaの日記というブログをなさっています。
印象に残った部分は、

情報をオープンにしなければ、自分が進む速度以上には勧めない。でも、いったんネットに預けると、いろいろな人の力が加わって、一気に何倍にもなる。

しないことリスト

という部分です。

考えていることを自分だけで独占しないでSNSやブログなどで公開する、そうすると、いろいろな人が背中を押してくれて楽に生きられるのでしょうね。

ネガティブな感情も書く

いつもきちんとしたまじめな内容でSNSやブログをかいていると、息切れしてしまうかもしれません。
ときには書くと心が軽くなる内容、場合によっては愚痴とか不平不満でも良いのでしょうね。

ブログで、普通の文章を書くのにウンザリしてきたとき、「だるい、つらい」みたいな、感情的でグダグダな文章を投稿することにしている。・・・すると、なんかスッとする。ずっと真面目に書いているだけだと、何年も続かなかっただろう。

しないことリスト

自分を大きく見せない〜炎上対策にもなる〜

SNSでの情報発信は、「自分を大きく見せない」ことが大事とのことです。

自分を大きく見せれば、へたをすると炎上したりするそうです。
ネット上は、集団心理の効果で歯止めのきかなくなる怖い空間だから、「俺は駄目だ〜!」とか言っている方が嵐を避けやすいそうです。

このことを意識しながら書けば、炎上は怖くないので心が軽くなりますね。

「仕事がうまくいった」とか「海外旅行楽しいとか、いいことはフェイスブックなどの、友人しか見ることができないクローズドなSNSに書くようにしている」・・・そして「仕事が行き詰まっている」とか「財布を落とした」とか、つらいことやイヤなことがあったときだけ、ツイッターやブログなどの、誰でもみることができる場所に書いている・・・

しないことリスト

上の部分は、「なるほど!」と思いました。
このようなスタンスで書けば、他人の批判が怖くないというか、心が軽くなり安心してSNSやブログなどができますね。

最後に

本来は活発でアクティブな人が病気などになると、「動けない自分は自分ではない」と責めがちです。
このような方に読んで欲しいな、と思いました。

この本を読めば、「もっと緩く生きていいんだよ」ということが分かり、心が軽くなるかと思います。

Phaさんの本を他に読まれた方

就活に絶望した大学生が開いた「しょぼい喫茶店」――ツイートから始まった“誰かを生かす”場所という記事の中の方も、Phaさんの本を読まれて心が軽くなったという趣旨の内容が書かれています。

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この記事を書いた人

弁護士水谷真実

弁護士水谷真実

東京の新宿駅の近くの新大久保で、弁護士事務所開業。弁護士10年目の若手。離婚事件、一般民事事件、新大久保近辺に住む方々の事件、外国人の事件。ブログは主に仕事、その他気の向くままに。
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