弁護士の水谷真実(→プロフィールはこちら)です。
損害賠償請求の可否および金額が把握できる
相手に対して、損害賠償や慰謝料を請求できますか?できる場合、どのくらいの金額になりますか?と相談をうけることがままあります。
そのときに、判例INDEXの本を参照して説明しますと、やりやすいです。
例えば、インターネットの電子掲示板に中傷発言が放置されている場合に、電子掲示板の管理運営者に対して損害賠償請求できるか相談をうけたとします。
そして、1000万円ぐらい管理運営者に請求できるかときかれたとします。
- 認定額:200万円
- 被害者:経営者
- 侵害態様:電子掲示板上の発言を放置
- 判例要旨:~~という理由で200万円の支払が認められる
という似た事案を示して説明をしますと、分かっていただけます。
やってはいけないことが把握できる
例えば、税理士さんが、弁護士会からの照会に応じて依頼者の確定申告書の写しを提供していいか悩まれているとします。
このときに、判例INDEXの本を参照して説明しますと、やりやすいです。
- 認定額:30万円
- 被害者:税理士に確定申告の作成・提出を依頼した人
- 侵害態様:確定申告書の写しを提出
- 判例要旨:~~という理由で30万円の支払が認められる
と記載されております。
やってはいけないことがいろいろと書いてあるので、良いですね。
相手方と対立が激しい事件で、この本を参照しながら、こういうことはしてはいけないので慎重に対応して下さいと依頼者の方に説明することもできます。
最後に
判例が豊富に載っている書籍は良いですね。
判例INDEXは、他にも書籍が出版されております。
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