歯医者さんが協議離婚する場合の問題点と対処方法

妻とは仲が良く、よく一緒に遊んでいました。ただ、結婚後、だんだんと話が合わなかったり、いろいろな問題があり、別居をしました。協議離婚をしたいのですが、妻が応じてくれません。妻は、離婚後、私が約束したお金を支払わなくなることを恐れているようです。

そうなんですね..奥さんに理解してもらえるように、きちんと説明をすることが大切ですね。どうするべきか、考えましょう。

協議離婚とは？

協議離婚については、夫婦が離婚をすることに合意をすれば、どのような理由であろうと離婚をすることができます。
あとは、役所に届出をすれば、協議の離婚が成立します。

歯医者さんの場合の協議の離婚について

歯医者さんの場合でも、夫婦が離婚をすることに合意をすれば、離婚をすることができます。
ただ、歯医者さんですので、それまで稼いできたでしょうし、夫婦の間でどのように財産を分配するか、話し合いが長引くかもしれません。

別居をすれば、離婚ができる？

別居をするということは、それ相応の理由があってするものです。
そのため、もはや夫婦としてやり直すことはできないとして、協議離婚をするという流れになることもままあります。

一方、別居をしていても、再度同居をするか離婚が成立するまでは、生活費に相当する婚姻費用を支払い続けなくてはなりません。

なお、歯医者さんは収入が多いことから、婚姻費用を過大に要求してくる場合があります。
婚姻費用は、目安となる基準があるので、そこは弁護士に相談するなどして、しっかりと適正な金額を把握しましょう。

歯医者さんの場合は、収入が多いから分割払いでの協議離婚が認められやすいか？

これは、ケースバイケースによります。

歯医者さんといえど、際限なくお金を持っているわけではありません。

付き合いがあったり、その他いろいろ出費が重なり、手持ちの現金が少ない場合があります。
また、歯科医院を辞めて休養していることもあります。

そのため、一括払いを求められることがままあるかと思います。

歯医者さんの場合、どこに勤務しているかわかるから、財産の差押えとか容易なのでは？

医院を開業している場合や、勤務医をしている場合は、探すのは比較的容易でしょう。

では、歯科医師を一時的に休業している場合などはどうでしょうか？

まず、歯科医師は必ず歯科医師会に強制的に加入しなければならないわけではありません。
歯科医師会は、強制加入団体ではなく任意加入団体です。
そのため、歯科医師会に問い合わせても、分からない場合があります。

次に、厚生労働省の医師等資格確認検索で探すこともできます。
しかし、届出をしていない場合は、ヒットしません。

その他、各都道府県の厚生局に問い合わせることもできますが、詳しく情報を開示してくれるわけではありません。

終わりに

歯医者さんも、その配偶者の人も、人間です。

お金は大事ですけど、お金が全てではありません。

協議離婚をするなら、お互いに話し合い、誤解がある部分は認識を改めて、できるだけ状況を理解することがベースとなります。

そして、最後に金銭的な解決になる場合に、分割払いにせざるをえないにしても、分割払いに不安を感じる気持ちを和らげるために、
しっかりと説明して納得してもらうことが大切かと思います。

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