相談にいたる経緯
婚約をして同居をしました。しかし、相手が突然自宅を飛び出して行方不明になってしまいました。
その後、突然相手が弁護士を通して婚約破棄の慰謝料などの請求をしてきました。
そのため、相談者の方は非常にびっくりして相談に訪れたのです。
弁護活動の内容
相手の慰謝料の主張に対して適宜反論をしていきました。
相手は慰謝料を支払わないと裁判をするのと何度も伝えてきました。しかし、相手の主張が根拠に基づいておらず、その点を丁寧に説明して、裁判をすることはできないと伝えました。
むしろ相手の方が婚約破棄をしたのではないかと考え、相手に対してこのことを問いただしました。
また、同居していた家の中に荷物が残っていました。
相手が突然家を訪れて強引に中に入ろうとしました。そのため、警察を呼ぶなどして、そして相手の弁護士を通して抗議をして対応していきました。
荷物については、搬出できる日を決めて搬出できるようにいたしました。
解決
相手は、婚約破棄に基づく慰謝料請求はできないことを理解しました。
なお、こちらから相手に対して婚約破棄などの慰謝料請求をすることもできたのですが、依頼者の人は前に進みたいということで、それ以上のことはしないことになりました。
そこで、事実上解決ということになりました。
依頼者の方がかなり感情的になられました。
相手の代理人が根拠無いことを強引に押し通そうとしてきたためで、依頼者の方の感情を逆なでしました。
解決とまではいえないですが、依頼者の方は気持ちの整理がついて落ち着いたと思います。
前に進まれて、新たに良い出会いなどに恵まれていただきたいです。
※最後に
実際の事例を元にしておりますが、事案の特定ができないように状況や当事者等を変更しております。なお、あくまで参考例であり、事案によって解決内容は異なります。