結婚して20年ほどたってから別居して離婚された事案についてです。
当初の悩み・希望
最初に、私の悩みについてお答えします。
夫は、結婚は30年ほどです。
夫からは、今まで、妻として大切にされてきました。
しかし、だんだんと、夫が辛く当たってきたのです。夫は、仕事ができますし、しっかりした人なんですが、夫が病気をしまして…
私に暴言を吐くようになったのです。
そこで、子どもはおりませんでしたので、別居を始めました。夫とは、もう1年ぐらい、会っていません。
私は、夫と離婚をしたいです。
ただ、自分では夫と話すことができないので、弁護士の人に、代理人となっていただきたかったのです。
依頼後の弁護士の対応
夫を交えての継続した話し合い
夫と連絡をとり、話し合いを重ねました。
夫は、当初、妻とは離婚をしたくない、また同居したい、お試し期間を設けて欲しいとのことでした。
一方、妻は、離婚する意志に変わりはないとのことでした。
そこで、夫は、妻と直接会って話したい、会って妻が駄目というならば、諦めるとのことでした。
そこで、弊事務所で、私が立会の下、夫と妻が会いました。
1回会うだけという約束でしたが、夫がまた直接会って話したいということでしたので、3回、直接会いました。
しかし、妻の離婚への意志は変わりませんでした。
その後、夫が、一緒に妻と食事ができれば、気持ちの整理がつくと話されました。
そこで、私も同席して、3人で食事をしました。
食事後、夫は、弁護士を代理人につけて、離婚にむけて話し合いをしますとおっしゃってくれました。
夫の代理人との財産分与の話し合い
夫の代理人と、財産分与の話し合いを始めました。
夫には、不動産のほかに、預貯金があります。
不動産は夫が所有するとして、いくら金銭を財産分与するかを話しました。
夫は、年金分割により妻はかなりの年金をうけとるので、財産分与は少ない金額を主張しました。
しかし、話し合いを重ね、夫のボーナスにあわせる形で、分割払いで当方の希望金額の支払いをうけることになりました。
そして、公正証書を作成しました。
その後、約束通りに、分割払いが行われました。
終了して
ありがとうございます。
今は、充実した毎日を送っております。
お友達と話したり、旅行に行ったり、動物と触れあったり、楽しい毎日です。
夫にも、感謝です。
読んでいただきありがとうございます。
解決事例ですが、実際に弊所で取り扱った事件を元にしておりますが、掲載の都合上、事情を抽象化するほかに、複数の事件の事情を盛り込んでおります。