弁護士の水谷真実(→プロフィールはこちら)です。
自分は、電話や法律相談で、依頼者の方の話を聞きます。
いつも、今よりもっと依頼者の人の話をうまく聞けるようになるには、どうしたら良いのだろうと悩んでおります。
そんなとき、ちょうど、傾聴のセミナー(クレームだって怖くない!「傾聴」思考レッスン(下地智子先生))を目にしました。
「うけてみたい!」と思って、オンラインで受講をした次第です。
学んだことを書きます。
傾聴とは
まず始めに
大切なことは、自分の心を整えることとのことです。
相手の話を聴く前に、自分の心を落ち着かせて、クリアーにして雑念がない状態にすることだそうです。
心を空っぽにするんですね。
そして、自分の心に耳をすませて、自分の思考や感情を俯瞰することが大切とのことです。
「自分を信じる」ということですね。
そうすると、相手の話を聞いているときに、良い言葉(お礼やクッションワード等)が心のなかから自然とふわっと浮かんでくるとのことです。
自然にでる言葉は、自信を持って話しているように聞こえるとのことです。
心からの言葉ですので、自然と相手の方に伝わります。
心を空っぽにするための具体的な手段としては、
・浮かんでくる思考・感情を紙に書き出す(モーニングノート)
・資料の準備
などが有効とのことです。
相手と話すときにおいて
傾聴は
聴す=ゆるす
であるとのことです。
具体的にどういうことかというと、
どんなあなたでもOK!という状態になっていただくために、安全安心な場所を提供することです。
「時間」「空間」の視点から、安全安心な場所を提供することです。
その上で、とくに気をつけなくてはいけないことは、会話の最初の入口の部分です。
会話の最初において、入口を間違えると、あとあと大変な状況になります。
士業(弁護士など)の場合において
相談時:アイスブレイク
初対面の相談者の場合、心にふたがかかった状態です。
そこで、相談の前に、アイスブレイクがあると良いと教わりました。
法律相談以外のこと、例えば趣味の話などをすると、相談者の心のフタがあきやすくなるとのことです。
相談者の方が興味のあることに興味をもち、話を聞くことが大事とのことです。
本来、仕事もプライベートもどちらも大切なものです。
そこで、相談以外の話、例えば趣味などの話もしてもらうと良いとのことでした。
電話:クッションワード
クッションワードをはさみながらお話を聞くと良いとのことです。
失礼ですが~
よろしければ~
差し支えなければ~
などです。
外出時:携帯電話
外出先で、急いで電話をしなくてはならない場合があります。
ただ、駅のホームの雑踏の中にいる場合、心が落ち着いていない、整っていない状態ですよね。
この場合、すぐに電話をかけるにしても、正直に、
「今、駅のホームにいます。落ち着いたところでお話をする方が、しっかりとお話をきけてきちんとお話ができます。〇時〇分(もしくは、◯時までに)にかけ直します。」
と伝えるのが良いとのことです。
メールを書くときにも良いです(2019年8月9日追記)
メールの向こうには、相手の方がいます。
メールを書くとき、心を落ち着かせて、深呼吸しながらかくと、良いなと思いました。
最後に
傾聴することは奥深いことなんだな、と思いました。
今回学んだことを自分に合うようにして実践していきます。