偽装結婚とは
偽装結婚とは、婚姻の意思がなかったり、婚姻の実態を伴っていないで結婚して籍を入れることです。
主に、外国出身の方が日本人と結婚する場合に問題となります。
また、外国人同士の結婚でも問題となることがあります。具体的には、片方の外国人の方は日本の永住権を有している場合等です。
なぜ偽装結婚が行われるかですが、外国人からすると日本で働くためです。
日本人(または永住者)と結婚すれば、配偶者ビザを取得できるからです。配偶者ビザであれば、長く日本で生活できますし、就労に制限もありません。
日本人側からすると、金銭等の利益を得られるための場合が多いです。
偽装結婚のリスクとは?
逮捕される場合があることです。
偽装結婚かどうかは、一見するとよくわかりません。
・外国出身の人と結婚している
・年齢差がある
・同居していない
・夜に営業しているお店で働いている
・警察官の職務質問に対して、配偶者の名前をきちんといえない
などの事情が複数からみ、内偵され、偽装結婚だとして逮捕される可能性はあります。
そして、当事者だけではなく、偽装結婚に関与した人も逮捕される場合があります。
また、偽装結婚だと警察に通報されたくなければ、お金を支払えと言われることもあります。
一方、現状では、外国出身の人達が増えているため、偽装結婚と疑われてしまう人達はかなりおります。
そのため、その中で偽装結婚だとして逮捕されてしまう人は、ごく一部の人達なのだろうと思われます。
逮捕されるきっかけですが、
・夜に営業しているお店などで働いて警察にマークされる
・誰かに偽装結婚だと通報される
などが考えられます。
その後、警察から内偵される場合があります。
証拠確保のために、尾行されたり、別居している証拠を確保するためにそれぞれの家の入口をカメラで撮られたりします。
離婚をしたくても相手が離婚を拒否する場合はどうする?
日本人の男性と結婚をしました。私より30歳年上です。
偽装結婚ではないんです。最初は同居していました。
でも、相手は生活費を渡さないし、性格が合わないし、私の家族と折り合いが悪いし、離婚したいです。
今、別居しているんです。
夫は離婚してくれません。家に戻ってこいと言ってきます。
離婚したいんだったら、300万円払えと言ってきます。
どうしたらよいでしょうか?
今、日本人配偶者のビザですよね。
離婚をしたら、配偶者ビザではいられなくなりますが、大丈夫ですか?
はい、大丈夫です。他のビザに変えます。
とにかく、離婚をしたいのです。
でも、300万円は大金です。支払うことはできないです。
調停を裁判所に申し立てるのが良いです。
離婚の調停にあわせて、婚姻費用(生活費)の支払を求める調停を申し立てると良いです。
婚姻費用は支払わなくて良いので、300万は払わないことができるかもしれません。
弁護士の活用法
どうしたら離婚できるか、法的なアドバイスをします。
調停を行う場合は、調停のサポートをします。的確な主張立証をいたします。
偽装結婚の容疑で逮捕されたら?
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