事案の概要
夫婦間の問題をきっかけとして刑事事件が発生しました。
また、夫が複数回の不貞行為をしていたことから、離婚についても争いとなった事案です。
夫は、離婚原因を作った有責配偶者に当たりえる立場でした。
そして、妻はまだ若く、幼い子どももいたため、妻と子どもの今後の生活に十分配慮する必要がありました。
そのため、妻が離婚に同意しなければ、夫からの離婚請求が容易には認めらません。
結婚しながら別居状態が極めて長期間続く可能性がありました。
刑事事件への対応については、時間的な制約がありました。
刑事事件への対応と離婚の成立という二つの課題を、限られた時間の中で同時に進めなければならず、慎重かつ迅速な対応を要する事案でした。
弁護活動
妻の話を丁寧に聞き、その不安や希望を整理しました。
妻の意向が正確に伝わるよう夫側との協議を進めました。
同時に、夫の考えや気持ちについても妻に丁寧に伝えました。
一方的に結論を押しつけるのではなく、お互いの立場を理解できるよう、何度もやり取りを重ねました。
刑事事件が並行しており、対応できる時間が限られていました。
連絡や条件調整を可能な限り迅速かつ円滑に行うことも心がけました。もっとも、早期解決を急ぐあまり、夫や妻、そして子どもの将来に関する大切な条件をおろそかにしないよう、慎重に協議を進めました。
解決結果
粘り強く調整を重ねた結果、双方の意見を可能な限り反映した内容で合意が成立しました。
協議による離婚を成立させることができました。
また、刑事事件についても、最終的に夫は不起訴処分となりました。
妻からは「丁寧に対応していただき、ありがとうございました」との言葉をいただきました。夫にとっても、刑事事件が不起訴処分となり、希望していた離婚が成立するという結果になりました。

刑事事件については、前科がつくことを心配していましたが、妻との間で示談が成立し、不起訴処分となったことで安心しました。
また、離婚についても妻との話し合いがまとまり、希望していた離婚が成立したので、その点でもほっとしています。

ひとまず、刑事事件と離婚の双方が解決し、良かったと思います。
まだ若く、小さなお子さんもいらっしゃいます。今回の解決を新たな出発点として、将来を見据えながら、当面は慎重に生活していただければと思います。
※プライバシー保護のため、事案の趣旨を損なわない範囲で内容を一部変更しています。また、解決結果は個別の事情によって異なります。
