配偶者の精神的暴力で悩まれている方へ

離婚・男女問題に力をいれている、新宿区新大久保に事務所がある、弁護士の水谷真実(→プロフィールはこちら)です。

相談者

夫といると辛いんです。
夫は職場のぐちをいいます。夫は、すぐに怒ります。

私に対して、仕事を辞めろと言います。延々と長時間言われ続けます。

子どもが小さいのですが、子どもの前で夫は私に対して言い続けます。
子どもの前で言われるのが、耐えられません。子どもに悪影響です。

私は、どうしたらよいでしょうか。夫は変わるでしょうか。

弁護士水谷真実の写真
弁護士水谷

それは、とても辛いですね。
どう対応したら良いかなど考えてみましょう。

トライできること

夫と話し合う

夫と話し合えるのであれば、話し合ってみましょう。
自分の考えや思いを夫に伝えてみましょう。

身近な人に相談をする

夫に自分の思いを伝えても、夫は返って怒りを増幅させるかもしれません。

そこで、身近な人、例えば、自分の親類や夫の親類、友人などに相談してみましょう。
一緒になって、協力してくれることもあります。
良いアイデアをアドバイスしてくれることもあります。

診療内科のカウンセリングを利用する

診療内科でカウンセリングをうけてみることが考えられます。
カウンセリングをうけるのは、夫です。
夫がカウンセリングをうけてみて、何故感情をコントロールできないかの原因を探るのです。
医師に、どうしたらよいかアドバイスを求めましょう。医師は、検査やテストを通じて、怒りなどをコントロールする方法などをアドバイスしてくれるでしょう。

また、夫婦で、夫婦カウンセリングをうけてみることも考えられます。

病名よりもアドバイスが大事
診療内科に通院する目的は、夫になにか病名がつくというのではなく、今後の助言やアドバイスためです。
そのために、夫だけ通院をするのではなく、できれば妻も一緒に診療内科にいき、医師に助言とアドバイスを求めると良いでしょう。

占いには頼らない
占い師にどうしたら良いか占ってもらったとしても、占い結果は参考にとどめるべきです。
結局は、夫や妻が自主的に行動しなくてはならないからです。

効果がでるまでには時間がかかる

改善の方法を試みても、夫はすぐには変わらないでしょう。
効果がでるまでには、時間がかかります。
夫自身の問題であるので、夫に変わろうとする意志があるか、夫の気持ちの問題でもあります。
また、夫が何らかの症状(適応障害など)であることも考えられます。

少しずつ夫が変わっているので貼れば、それに越したこと貼りません。

すぐに諦めないことです。
周りのアドバイスや医師のアドバイスなどを実践していくべきです。

うまくいかない場合に考えること~将来の離婚に備えて~

相談者

努力しましたが、どうしてもだめです。
夫は変わりません。
私は、夫の暴言などに耐えに耐えて、耐えられないときには診療内科で薬まで処方してもらって服用しております。
子どもの前で夫が私を怒鳴ることは、子どものためには絶対よくありません。

夫が変わらない、どうしても耐えられない場合には、将来離婚をすることも想定することになります。

別居や離婚後も生活できる環境を整える

別居や離婚になる場合、自分や子どもが生活できるだけの環境を整える必要があります。
そのためにも、現在仕事を行っているのであれば、継続して働き続けることは大切です。

証拠を確保しておく

将来、離婚の調停や裁判を行うことも考えられます。

精神的DVの場合、目にはみえないものです。
そのため、夫は、調停や裁判で、精神的暴力はなかった、妻が嘘をついていると主張することが十分考えられます。

そこで、精神的DVがあったことの証拠を確保しておくことが必要です。
夫が暴言を吐いたり罵倒している状況を録音しておくと良いです。
録音しておけば、調停や裁判で夫は言い逃れがしにくくなります。

弁護士の活用のしどころ

将来離婚を考えている場合、どのような準備が必要か、離婚にむけて気をつけることなどを相談してみましょう。

妻から精神的DVを指摘されている夫の肩は、どうすれば夫婦円満になるか、弁護士に相談してみましょう。

まこと法律事務所

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