裁判所から免責の許可決定がでても、悩みが生じることがあります。
以下、具体例を元に解説いたします。
Amazonなどをカード払いにしたい

依頼者
自己破産で免責許可決定をいただきました。
当面、クレジットカードを所持できないことは分かっております。
しかし、Amazonの支払いが不憫です。
Amazonで、クレジットカードの登録を求められてしまいます。

弁護士水谷
それでしたら、デビットカードはいかがですか。
デビットカードも、クレジットカードと同じく、割賦販売法の適用をうけます。
ただ、自己破産をされても、デビットカードは所持できるようです。
Amazonも、デビットカードは使えます。
詳しくは、Amazonに聞いてみると良いですね。

依頼者
分かりました。やってみます。
自己破産の際に失念していた債権者がいた場合

依頼者
無事に免責許可決定をいただきました。
でも、忘れていた債権者がおろました。昨日、その債権者から督促状が届いたのです。
一緒に、免責にならないでしょうか?

弁護士水谷
分かりました。
その債権者に、自己破産で裁判所から免責の許可をいただいていることを伝えます。
免責をうけていることを伝えれば、これ以上の請求はないことが多いです。

依頼者
はい、お願いします。
支払って下さいというメールが送られてくる

依頼者
支払って下さいというメールが送られてきます。
免責をすでにうけているのに、なぜ、またこのようなメールが送られてくるのでしょうか?

弁護士水谷
詐欺などの可能性がありますね。
まず、相手の会社に電話をして確認するべきです。
自己破産をして免責をえたあとに、メールが送られてくることがあります。
支払って下さいなどのメールです。
返信はしないで、電話をして確認をするべきです。
自己破産をして免責を得ているのですから、債務は消滅しています。
相手の会社の担当者も、もう債権はありませんと答えるはずです。